15年11号でご紹介した、インド政府公認アーユルヴェーダ医師・安藤るみ子さんによるワークショップ。アーユルヴェーダは日本では健康療法として伝えられていますが、その本来の教えは「真の幸福な人生について伝えている」と安藤さん。私たちは何のために創造され、どこへ行き着くのかを、アーユルヴェーダの伝承を通じてお伝えします。また、神話から読み解いていくのは、天地創造と、私たちを形作る5つのエレメント(空、風、火、水、土)の働きなど。インドでの天地創造の神話では、神々とアシュラたちが、不老不死の妙薬を得るために海をかき混ぜました。その時のプラスとマイナスの両極のエネルギーによって、この世のすべてのものが生まれたそうです。その最後に「アーユルヴェーダの神」、「医療の神」と言われるダヌヴァンタリー神が不老不死の妙薬をたずさえて現れました。この神話は、生と死、善と悪、男性原理と女性原理などの様々な二元性と、宇宙の森羅万象についてを伝えているそうです。また、神話では、「宇宙は黄金の宇宙卵から始まった」と言われます。そこから、この3次元の幻想の世界（マーヤ）も作り出されたそうです。この幻想の世界から抜け出すにはどうしたらのいいのでしょうか？天地創造の神話、アーユルヴェーダの伝承から、人間として生きるうえでの、本当の幸せについてお伝えします。